【はねバド!】 2話感想 生々しい「もどかしさ」の表現

【はねバド!】 2話感想 生々しい「もどかしさ」の表現

【はねバド! 第2話「運動の後の肉は格別ッス!】
綾乃の存在に焦るなぎさ。親友の理子、後輩の悠らチームメイトの心配をよそに、以前にもましてがむしゃらに努力を重ねるが、スランプからは脱せず、日に日に苛立ちを募らせる。
「才能のない人間は……才能のある人間の引き立て役でしかないのかよ!」
そんななぎさを見て、新任のコーチ・立花は、ある行動に打って出る……

演出:徳土大介 作画監督:佐野陽子、池田志乃 総作画監督 丸山修二

テレビアニメ「はねバド!」公式サイトより

 

はねバド!2話感想!!今書くって正気か?正気です。

※おしごと忙しかったんです…。

ようやく視聴出来たので、ゆっくり一話ずつ見て、書いていきます。
賛否両論なのは知ってはいるんですが、とりあえず外部からの情報をシャットアウトして書いてるので、
まだ三話も見てなければ、最終話が何処で終わるかも確認してません。(予想はしてますが)

以下、2話の感想。読む方は原作の先の話にも言及してるので、ネタバレ注意。

■第二話への一言感想。

この明るいタイトルに対して、内容の生々しさよ。

 

■なぎさの中で生き続ける「必殺技」というコトバ。

一話でも述べた通り、漫画では沢山の人物の内面を深掘りしていきましたが、アニメで表現できる時間は限られています。

きっとアレンジは加えてくるだろうなーと思ってましたが、こんなに雰囲気を変えてくるとは。

バドミントンのセンスを発揮する綾乃
スランプに陥るなぎさ
うまくいかず、空回りするなぎさ
表情豊かな綾乃・・・を見つめるなぎさ

今回の主役は間違いなく、なぎさ。綾乃の天賦の才が発揮されるその脇で、なぎさはスランプに陥り、表情豊かな綾乃と固いままのなぎさと、それぞれ対照的に描かれていますね。

あらすじを読んで頂ければわかる通り、今回は「空回りばかりするなぎさに対して、コーチがコート上で自信をつけさせつつ、信頼関係を結ぶ」という一文に集約できる話です。

もどかしさをかみしめる…
綾乃のセンスを見て、もどかしさ、焦りを隠せないなぎさ。
理子との「本音が言い合える信頼関係」も程よく描かれています。

この話は原作ではちょうど〇話~〇話ぐらいのやり取りで、この時交わしたコーチとの会話は最新刊までずーっとなぎさの中で生き続けていく言葉になります。

彼女の必殺技

コーチの行動と言葉は、彼女に自信を与える。

なぎさのもどかしさと、その解消までの道のりをアニメでも上手く…いや、生々しく表現していました。

 

ちなみに原作…マンガ版では、躍動感溢れる「コート上での対話」とアニメ版とは少し雰囲気の異なる「可愛いなぎさ」が見れるので、マンガ版もぜひ。


※マンガ「はねバド!」2巻7話より引用

このコマの前後の凄まじい破壊力を持ったなぎさの表情とコーチの投げかける言葉、必見です。

 

…でも、その「生々しく表現された葛藤」は今回、アニメでは「第三者の視点」で描かれました。 

 

■第三者の視点を担う、悠ちゃん。

「登場人物の葛藤」に翻弄されたり、目の当たりにするのは、原作では新部長になる「悠ちゃん」こと「海老名 悠」です

悠の様子その1
悠の様子その2
悠の様子その3
悠の様子その4
まさか彼女に光が当たる日が来ようとは…

なぎさの行った行動が、なぎさ当人の知らないところで、誰か…先輩方に影響を与えていること…だったり、

なぎさの怒りが理不尽なもの、平たく言えば八つ当たりに見えるように強調されていること…だったり、

先に挙げた理子との関係性も含めて、前半は特に強調して悠の視点から描かれていきます。


他にも、肉だったり


肉だったり


肉だったり

肉は活力、みたいな表現なんですかね。
誰かが食べれない(食べたくない、いらない)状況と、誰が食べているかという状況と、
それぞれ重ね合わせるとなんとなく表現したかった事は妄想できそうです。

マンガとは違う表現になっているので「原作大好き!」な方にはちょっとキツいかもしれませんが、

「異なる表現にチャレンジしている」と思うと、個人的には悪くはないです。

何より、彼女が新部長になる先の展開を知っていると、「葛藤にぶつかっていく先輩を見る役」を早期から担うのは中々面白いつくりだなと感じるわけです。

 

まだ二話なので、なんともですけど!

活力を得たチームメンバー、次回も楽しみです。

 

■原作では、「天才」に対して葛藤するのは誰か?

そういえば、アニメでは「登場人物全員が等身大の女子高生だということ」を特に強調しているような気はしますが、

今回描かれたような葛藤やテーマについては、原作だとどう消化されているかというと、勿論なぎさにも出番があるんですが、理子もまた、その役目を担って進行していきます。(作品のテーマ性もあって他にも沢山いますが)

アニメだと描かれることは無いでしょうけども、この壁を乗り越える理子のカッコよさが半端ないので、原作未読の方は是非。

※マンガ「はねバド!」7巻34話より引用

※マンガ「はねバド!」9巻41話より引用