【はねバド!】 3話感想 薫子登場!綾乃の掘り下げ回

【はねバド!】 3話感想 薫子登場!綾乃の掘り下げ回

【はねバド! 第3話「アイツは完璧だった」】
徐々にバド部に馴染み始める綾乃を、複雑な面持ちで見つめている幼馴染のエレナ。一方なぎさは、前日本ジュニアの時とは別人のような綾乃に違和感を抱いていた。そんななか、綾乃の前に、湊南高校の1年制エース・芹ヶ谷薫子が現れる。どうやら、二人の間には何か因縁があるようで……

演出・作画監督:アルバクロウ 総作画監督 飯野まこと

テレビアニメ「はねバド!」公式サイトより

 

はねバド!三話感想!!薫子、堂々の登場です!

前回がなぎさの話だったので、今回は綾乃の掘り下げということなんでしょうか。
薫子は綾乃との距離感、付き合い方をよくよく知っていて、マンガでもしっかり「良きライバル」とも「戦友」ともとれる良い関係性を保っていて、いざ試合の時には解説にも回るなんだか万能清涼剤のようなキャラです。

以下、三話の感想。読む方は原作の先の話にも言及してるので、ネタバレ注意。

■第三話への一言感想。

薫子ちゃん、アニメだと雰囲気浮いてない?大丈夫?

 

■薫子との対決

早速、薫子との対決から始まるんですが…この「惚れる」シーンはきちんと入ってましたね。

照れる薫子
照れる薫子、漫画版※マンガ「はねバド!」3巻11話より

1話からそうでしたが、作画半端ないですね。本当に気合が入ってる。

  にらみ合う両者
薫子、レシーブ
綾乃の奮戦
前に出る「意思の強さ」

「弱くなった」と綾乃に冷たい言葉を浴びせて帰っていく薫子。
…あれ、薫子の出番これだけですね。
なんかこれ、本当に「不躾に乱入してコーチも無視して対決させて、しかも謝罪も無しに帰らせる」って大丈夫なんでしたっけ?
マンガ版だと勢いや全体的に柔らかい雰囲気で気にならなかったんですが、
アニメ版だとリアリティある表現が多々見られるので、薫子の行動が全体的に浮いてる気がします。

どや薫子 天敵をいやがる綾乃
容姿もちょっと浮いてる薫子。これで解説役にライバル役もこなすので、たしかに表現は難しい人物かもしれない

でも、薫子の活躍シーンはここからなので!

マンガ版でもしっかり試合では好成績をキープし続けていきます。わりとスポーツものはインフレして序盤登場のキャラはフェードアウトしやすいんですが、はねバド!はそういうのがあまり無いように丁寧にみんな成長していくので、大変読みやすいです。

そういえば、実は作品中の時系列も入れ替わってます。
実はマンガ版だと、薫子と対決する前にある学校との合同合宿が開催され、そこで綾乃はコニーという人物と出会うのが先なんですが、次回予告を見る限りでは入れ替えたんですね。
まぁ、作品中の(現状出そろった登場人物の中では)ラスボスみたいなものなので、ちょっとアニメ中ではあまり試合をするシーンは多くないので、この順序でも違和感はないのかもしれません。

■羽咲綾乃の強さ

「天才」と呼ばれ、今もその片鱗を見せつける綾乃ですが、薫子に「相手にする価値もない」と言わんばかりに罵倒され、もやもやする綾乃…。

羽咲綾乃の強さの源は実はマンガでもハッキリ一本筋を持って提示されているわけではありません。
というより、どんどん綾乃が変化していっているので、
例えばこの回で解説される「母親とバドミントンで遊んだ頃の経験値の下積み」だけでは説明が効かなくなってくるんですね。
「才能とは?天才とは?」と常に投げかける作品の中で、常に登場人物が努力によって変化、進化していくのもはねバド!の魅力です。

母親との遊び
思い出したくない過去

早すぎる「あそぼー!」
マンガを読んだ身からすると、かなり早い過去シーンの登場にビビります。

アニメ版のクライマックスシーンに差し込むにはテンポが途切れてしまうという判断なんでしょうか。なぎさの過去も前回(こちらは原作通りのタイミングで)出てきたので、二人の過去については早めに掘り下げておくという流れなのかもしれません。

■エレナ視線で進行する意図

今回の話は、前回のなぎさのエピソードと対になるように、という意図なのか、前回の悠ちゃんのようにエレナから見た視線で物語が進行していきます。
…が、傍観者に徹していた悠と異なり、エレナ自身が行動を起こすものですから、誰が何を考えているのか判然としません。
悠の場合は、「悠自身が何を考えているか判らない」状態ではあったものの、特に具体的な行動を起こすわけでも無く、
ずーっと「目撃者」的な立ち位置を維持していたので、あまり違和感は無かったんですね。
なぎさ、理子、それに先輩達という感情が判りやすい相手だったのも良かったと思います。

でも今回はエレナから見た綾乃が、元々何を考えているか判らないという性格的な問題もある上に、
エレナ自身も行動した結果迷走してしまい、誰の目線で話を追えばいいか判らなくなっていき、
結局エレナは何に戸惑っていたのか、悶々としていたのか、消化不良になりやすい構成になってしまっているような気がしています。


でもこのシーンは好きです。

先輩に遠慮しているのか、ぶつけていいのか。これも生々しい距離感での会話でしたね、友達を敵視・ライバル視している先輩との距離感の保ち方。

エレナの本領発揮はここから。相手や対象への踏み込み方が尋常じゃないくらい、勇猛果敢です。

だいぶマンガ版からひねった形にしてきましたが、綾乃の友達であるエレナらしい行動にはなってます。未視聴の方は「なぎさをどう焚きつけたのか」是非ご覧ください。

  
ここは原作マンガ版にはないアニオリの一試合…いや「遊び」ですが、ここは今後の話の流れを考えると悪くなかった気がします。
一瞬子供時代の綾乃が映るシーンは良かったですねー。

エレナはマンガ版でもちょうど「アニメ版2話」の時系列で、
綾乃の頭について回ることになる、かなり重要な話を伝える役もあります。
そしてエレナはその後の活躍もしっかりあります。ぜひぜひ。



※マンガ「はねバド!」2巻7話より引用
※マンガ「はねバド!」7巻34話より引用

 ■次回はコニー?

さすがに出ないってこともないでしょうから、次こそコニーと出会うことになりそうです。なぎさにも綾乃にも大きな影響を与える登場人物なので、
アニメの展開的には「なぎさとコニー」に焦点を合わせた方がわかりやすくなるとは思いますが、
綾乃との絡みも見逃せないところ、中々楽しみです。

個人的にはいっちばん期待してるのは志波姫ですが。早く出てどうぞ



※マンガ「はねバド!」番外編より引用