「桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?」の6巻感想

「桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?」の6巻感想

桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?とは

「桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?」という雑食グルメコメディのマンガが好きです。

 

「雑食系グルメコメディ」とジャンル分けされているこのマンガは、

概ね一話完結形式で雑食グルメを楽しむという(多分)オンリーワンのマンガです。

 

大筋は

「主人公兼ヒロインの女子高生 桐谷さんは雑食大好き、昔から近所づきあいのある高校教師 榊先生(こちらも主人公扱い)を巻き込みながら、雑食グルメを頬張る」

というシンプルな構成です。

 

管理人は特に雑食が好きなわけではないんですが、

一話からずーっと見続けていて、

コミックスが出れば電子書籍で購入し続けています。

 

2019年2月9日時点で全6巻、

実は「毎回変なモノ食っておわるだけに見える構成」の中にも、

試行錯誤しつつ本巻で新しい展開を見せようとしている

「桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?」を何回か記事にしていきたいと思います。

 

「桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?」6巻のあらすじ

桐谷さん ちょっそれ食うんすか!? 6

榊先生を無理やり連れて桐谷さんが向かった先は、群馬の秘境・スネークセンター!憧れの地でスゴ腕のヘビ料理人に出会いテンションは急伸、ストップ高状態に! さらに佐賀市激推し「有明海のエイリアン」やサボテン、ウーパールーパー等、魅力溢れる珍食が登場! さらにさらに実在の人物、ムシモアゼルギリコさんまで登場!! どこまでも奥深き珍食の世界……!

双葉社のコミックス紹介ページより

 

前回5巻29話のラストで、佐竹くんが脱不良、授業を真面目に受けるようになったことで「これ、私のおかげですよね!」とどやどやする桐谷さん。それに対し、「わかったわかった、今度何か言うこと聞いてやっから」と危機管理ゼロの発言をする榊先生。

「お願いを一つ聞いてもらえる」事にそわそわする桐谷さん
コミックス5巻 「29食め ジビエ界のエース!?」より

「お願いを一つ聞いてもらえる」事にそわそわする桐谷さん

 

当然のように「旅のしおり」を作ってきて、榊先生を雑食ツアーに誘ってくる桐谷さん。

 

本格的なしおりを作って来る桐谷さん
コミックス6巻「30食め 憧れの楽園(前)」より

カエルの表紙がまぶしい・・・

向かった先は、なんと日本唯一の蛇類専門の研究・展示施設、ジャパン・スネークセンター。

 

約束を前に断れるわけもなく・・・

夫婦か。
コミックス6巻「30食め 憧れの楽園(前)」より

※この後、二人で蛇食べて温泉のナイトツアーに行きます。完全に夫婦。

こんないつもの調子で先生が巻き込まれつつ、遂に出て来た本格的な昆虫食も交えつつ雑食グルメをひたすら頬張っていきます。

 

30話と31話「憧れの楽園」の異色性

蛇食べるから異色…というわけではありません。

 

30話(食め)は、「桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?」2019年2月時点の連載中、唯一、雑食グルメを食べない回です。

 

強いて言えばコミックス4巻の”「米とサーカス」&「パンとサーカス」 コラボレポ!!”は何も食べてない回と言えなくもないですが、これを漫画内の「回」としてカウントする必要はないでしょう。

更に、30食めと31食めは、連載中、初めて前編と後編に分かれており、色々と特別な回と言えます。

※ちなみにタイトルの末尾に「!?」がつかないケースは2巻収録分の話が全て”つかないケース”なので、こちらは例外的とは言えません。

 

なんでこんなに「蛇」が特別なのか。

実を言うと、(伏線というよりは…)ジャパン・スネークセンターに対する前振りはあったのです。

コミックス1巻「2食め ちょっ、それ効くんすか?」

下準備に蛇(マムシ)の骨叩きを忘れ、失敗してしまった時にリベンジを誓う時の桐谷さん。

 

なんと2食め、2話の時点で、リベンジを誓っていたのでした。

6巻の中にも作者と担当が「めっちゃ楽しんだ」とジャパン・スネークセンターへの取材時の感想漫画を掲載しており、そこでも言及されています。

ちなみに桐谷さんは「調理」よりも「食べる事」に対してリベンジを誓っている節があるので、「常に自分が調理しようとしない」のもこの漫画の特徴です。毎回調理する人も食材提供者もバラバラです。そうすると先生の周りは雑食グルメだらけということになりますが。

  • 唯一雑食グルメを食べない回
  • 前振りがあったリベンジ回
  • 前編と後編に分かれていた回

こうしてみると、このジャパン・スネークセンターの回がこのマンガにおいて如何にスペシャルな回だったか、よく判るでしょう。

笑顔で「生徒と旅館ってどうなの?」と言い放つ桐谷さん
コミックス6巻「30食め 憧れの楽園(後)」より

どうなんですかね?榊先生。

 

32話「メキシコの味!?」初の植物回

コミックス6巻「32食め メキシコの味!?」より

生だと全然おいしそうじゃない。

 

まさかのサボテン

こちらの32話(食め)も連載中、初の「植物回」です。

初めて続きの巻ですねー。

桐谷さんが通い妻みたく先生の部屋に通っていますが、それがよい。ちなみに料理は普通に美味しそうだったので機会があれば作ってみたいと思います。サボテンを手に入れる機会があればね・・・。

ところで先生の結婚や恋愛についてはこの話でも言及されていますが、何度か話題に上がる度に、かるーく流されています。

いつかこの雑食グルメコメディでラブコメ展開がやって来るのか・・・。その時は果たしてどんな料理がやって来るのか・・・楽しみです。

 

33話「ムシジョのススメ!?」遂に本格昆虫食メニュー

 

まさかまさかのコラボ、ご本人降臨回。

ある種有名な方なのでご存知の方もいるかもしれませんが、ムシモアゼルギリコさんが本人役で登場します。何だこれ。

 

ちなみにムシモアゼルギリコさんを簡単に解説すると「昆虫食をめっちゃするので有名な方」です。
詳しくは調べて。でも調べる時は画像には注意して。マジでダメな人はダメな絵面がファンシーな感じで見れます。

 

ちょっと画像の引用もやめておきますが、貴重な「雑食グルメに臆する桐谷さん」が見れます。

 

ちなみに昆虫回はこの回が初というわけではなく、セミに至っては2度目の登場です。大した作品だよ・・・!

 

 

34話「佐賀市激推しエイリアン!?」前振りはあった食材が遂に登場

これは恐らく来るだろうなぁ、と思っていた食材が、ついにやってきました。

ワラスボ登場
コミックス6巻「34食め 佐賀市激推しエイリアン!?」より

エイリアンというより、モンスター

 

というわけで、ワラスボがやってきました。

このワラスボ、ふりかけみたくご飯にかけて食べる事もあるようですが、どんな味なのか、想像つきません。

一応フグの白身みたいな味、と話中では表現されてますが…

 

ワラスボと言えば、佐賀市の公式サイト【WRSB】(クリックでリンク飛びます)で有名ですね。

やりすぎ感しかないWebサイトに当時は笑ったものです。

 

…突然、佐賀市とコラボして、もう一度来そうだなぁという感じもしなくもないですね。

小清水くん、ワンチャン狙う
コミックス6巻「34食め 佐賀市激推しエイリアン!?」より」

そして、次巻、ついに小清水クンが動き出す・・・!

 

番外編「桐谷さんにちょっそれ食わすんすか!?」まさかのウーパールーパー

 

それも唐揚げて。

 

国産ですから
コミックス6巻「番外編」より

笑ってしまった

 

何が恐ろしいってこの店が実在する事が恐ろしいよっ!!!

ちなみに「実写ァ!!」のツッコミ、ニコニコ静画で最近また「実写のスゲェヤツ」が掲載されたので、気になる方は確認されたし。

 

総括

桐谷さんがカワイイ。が、恐ろしくもある。

そんな判り切ったことを、なのですが今回の巻は破壊力が高いコマが多く、にやにやしながら見てしまいました。近所にいる、家族ぐるみで遊んだりしていた昔から知っている年下の娘、という可愛さがよく出ている感じです。

 

実は、このマンガ「桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?」の魅力は、「桐谷さんの可愛さ」や「雑食グルメ」だけではありません。

別な記事でも紹介出来たらと思っていますが、実は要素自体はばらまかれつつある恋愛要素群(多分コメディに昇華されていくでしょう)、近年真っ先に取り除かれやすい、読者ストレスがかかりやすいテーマの選出(直近だと5巻の新キャラ展開がそうでしたね。個人的には大好物でしたが)。比較的短いスパンで新しい試みに取り組むチャレンジブルな展開。目が離せないところです。

※恋愛要素について言うなら、今回ラストで何やら企む小清水君が恋愛的に勝てる要素は皆無と言えますが…それでも「桐谷さんに学生らしい性欲を向けるキャラの参戦」は今までありませんでした。次巻は新しい側面が見えるものと期待できると言えるでしょう。そして彼は雑食グルメに目覚めるのです。たぶん。

そしてグルメ方面では初めての試みを行っていた回が多く、知名度も上がってきたのかコラボしている先が増えてきたんだなーという印象、雑食ネットワークが増えていく事にある種の戦慄を覚えつつ、次巻へも期待しています!

 

・・・良いようにばかり言いましたが、それだけ試行錯誤が見えるマンガという事でもあります。

でも、だからこそ読んでいて楽しい。みんな読もうぜ!食べるかどうかは別な!!!!

コミックス6巻「32食め メキシコの味!?」より